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底辺を伸ばす教育

底辺を伸ばす教育

三角形は底辺が狭いと倒れます。伸びる会教育は、三角形の底辺の広い子に育てるということを提唱します。知識を注入して、物知りにしようとするのではありません。豊富な教育活動により、器を大きくするのです。季節ごとの行事や園外保育で、経験をふやす実践をしています。運動会、展覧会、学芸会、遠足などの行事を大切にし、何でもできる子供にして自信を持たせ、意欲的な子供に育てようとするのです。

#伸びる会幼稚園の農園では、春はジャガイモ、秋は大根などの栽培を通して、追肥、土寄せ、間引きなどの経験をさせ、自然に親しませると同時に、動植物に興味を持たせることをしています。
自然から学ぶなどという経験は、今の、特に都会の子供たちに最も欠けていることだと思います。


鉛筆けずりができて、ナイフを使う技能が無くなり、エレベーターで階段を上ったり降りたりする運動能力が育たなくなっています。自動ドアで、戸を開けたら閉めるというという良い習慣が失われています。普段の生活でも、掃除・洗濯などがみな電化され、電気が止まったら生活はどうなるか心配です。雑巾はしぼれず、盥(タライ)で洗濯など皆無といっていいでしょう。若者がりんごの皮ひとつむけない人間になっているのです。せめて幼児期だけでも素朴に育てることを心がけて、子供の能力を育てたいと願っているのです。自然から学び、自然に親しみ、自然を大切にする子供に育て、いざというときに役に立つ子供に育てなければなりません。私たちはその能力を育てたいと願っています。器の大きい人間になる手助けをしたいのです。

#底辺の教育はこれだけではありません。知的能力を引き出すということも含まれます。私たちは三才から大脳に刺激を与えるために、十の指導を行っています。それは、言語、空間、数、記憶、推理、反応、巧緻性、音楽、絵画、運動で、これらを各月の保育や行事、園外活動、遊びに配分して、子供の能力を伸ばしていきます。


年長児は特別保育として、集中的に行っています。数の指導は特に力をいれ、数観念を育てる努力をしています。大脳生理学の成果として、近年明らかにされたことは、

1.大脳細胞は外部からの適切な刺激が無ければ発達しない。
2.大脳細胞の発達は、人間の他の細胞に比べて極めて早期に行われる。
3.百五十億ある脳細胞はそれぞれ異なった知能の働きをする。

ということです。ですから、できる限り早い時期に、できる限り多くの活動を、幼児期に経験させる必要があります。


ブルーナーは仮説として「どんな教科の知識でも、その知的性格をそのまま保って、発達のどの段階の子供にも効果的に教 えることができる」といっています。勿論、XやYなどという文字は使いませんが、幼児でも与え方によっては、連立方程式でも解くことができるのです。 私たちはいろいろな教材や教具を与えて、子供たちとともに研究・実践に努力しています。そして、子供たち自らの考える力を養い、自分のことは自分できちんとやる。自分の意思をはっきり示す。簡単な手仕事が確実にできる。子供に、育てたいのです。

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